越谷市でTシャツのデザインと製造を行っているNさんの工場を訪問した。
越谷といっても、最寄りの駅は東武スカイツリー線の大袋駅で、駅から歩いて15分ほどの場所にその工場はあった。市街化調整区域らしく、周りはほとんど畑で、農家の家がぱらぱらとある程度であった。
そのため、工場は、天井高さがあり、かなり広い。その中に、作業机とパソコンとTシャツにプリントする機械とその乾燥機が無造作に置かれており、いかにももの作りの現場という感じであった。
倉庫を工場として使っているので、空調設備が整っていない。扇風機と冷風機でなんとか、暑さをしのいでいる。初めてお会いするNさんも、Tシャツにハーフパンツにサンダルにタオルという格好だった。
Tシャツ作りは天職だと熱く語るNさんとは話が弾んだ。Nさんの会社名はアルチザンという。アルチザンとは、近代以前の伝統工芸品を作る職人のことを意味するフランス語だそうだ。今設計している木造倉庫に中二階を作る話をしたら、とても興味を持ってくれた。
Nさんの工場も、中二階を作り二階をクリエイティブ系の職業の方に貸したらよいのではないかと提案した。そうすれば、毎月の賃料の負担も軽減でき、別の仕事の方と交流ができる。更に、Tシャツを作っている一階の天井高さが抑えられ空調効率も良くなる。場合によっては個室化することもできる。
Nさんには是非ご活躍していただき、中二階計画を実現されることを願っている。
株式会社アルチザン