家具を作る会社を使い分けている。それは、会社によって得意なこと、出来る事が、異なるからである。
現在、二社の家具製作会社と取引している。一社は商業施設の家具を作っている野辺工芸、もう一社は、無垢材の家具を作っている芦田建築工房、である。三郷団地O改修では、前者にお願いした。
三郷団地O改修では、家具を二台作った。仕上げ材はラワン材である。理由は、木の質感を活かした家具が、一番安価に作れるからである。
野辺工芸は三郷市内に工場がある。また、普段からラワンベニヤを下地として使っているので、ストックが多い。ラワンベニヤは、木の色合いと木目の具合にバラツキがある。使う時は、バランスの良い材を選ぶ必要がある。野辺工芸では、それが出来るのだ。
一般の方の住宅家具製作を、野辺工芸は行っていない。しかし、設計監理者である私がいることと、しっかりとした図面をこちらが用意するので、安心して引き受けてくれる。お客様は手頃な価格で木の家具が手に入る。三方良しである。